あいそぽっど

ワラダンの観察や飼育についての備忘録

三浦半島の山でヒメフナムシ探し

そろそろ春が近づいてきて暖かくなりつつあるので三浦半島の山に行ってきた。

今年初のオオイヌノフグリ

これが咲き始めると春だなあという気持ちになる。

ちなみにフグリとはキンタマのことであり、種の形が犬のキンタマに似てるイヌノフグリという植物よりも大きいのでオオイヌノフグリという名前がついている。なんてひどい名前だ

1時間ほど半分崖のような道を通りながら進む。

 

途中100均で買った熊手が一瞬にしてゴミになったが100均だから仕方ないか。。。

 

1時間ほどで沢に到着。

 

今日の目的はヒメフナムシと何かプラスで土壌動物をみることなので適当なガレ場でひたすら転石。

 

途中に何度か動物の唸り声のようなものが聞こえてきたが、聞き間違えと思ってスルーしていた。後から知ったことだがイノシシが生息していたらしい。

マジで危なかった・・・。

 

徘徊性の蜘蛛やダニなんかを見ながらひたすら転石。

すると・・・

 

 

これはアオイボトビムシの仲間でおそらくオオアオイボトビムシとかその辺だろう。

いつか見てみたいとは思っていたのでラッキーだった。

が、個体密度がかなり低く2個体のみしか見つからなかった。

 

本命のヒメフナムシ

 

恐らくニホンヒメフナムシ(Ligidium japonicum)。

こいつ自体はどこにでもいるのでわざわざこんな山奥まで来る必要はないんだけども、やはり地域によって微妙な差異があり、未記載種と思われるヒメフナムシも各地から見つかっている。

ワンチャンそういうのを探しに来たけどここにはいないようだ。

とはいえOniscideaは少し場所がズレただけでもぱたりといなくなるようなものが多いので今回みたいに雑に探して見つからなかっただけでいないと言うのは早計か。

 

途中ルリヨシノボリ(?)やよくわからない水生昆虫の幼虫みたいなやつらの観察をしつつ、ヒメフナムシ数匹とアオイボトビムシ2匹採取して終了。

ようやく長い冬が明けた。これからが楽しみだ。

 

この後余った時間で海岸に行き色変ワラジを採取しに行ったが、それはまた別記事で。