あいそぽっど

ワラダンの観察や飼育についての備忘録

赤いワラジムシ

1か月程前に三浦半島で採取した赤いワラジムシが抱卵していた。

半透明の膜に覆われた薄黄色のつぶつぶが卵。

これが抱卵した個体。

珍しい色のワラジムシに見えるが、普通のワラジムシPorcellio scaberの赤い個体というだけである。

まだら模様のワラジムシはCalicoと呼ばれているが、その中でも赤が強いものはRed Calicoと呼ばれているらしい。

この個体がRed Calicoに該当するかはわからないが、これよりもっと赤(オレンジ)の割合が多くなってくるとLavaと呼ばれるっぽい。

Red Calicoまでは野生でも見られるがLavaは恐らく選択交配されたものだと思われる。

 

この個体も選択交配を進めるべく赤めの個体のみで飼育しているが、まだ採取してから1か月も経ってないので貯精嚢に残されていた通常個体の精子で抱卵した可能性がある。*1

 

何はともあれこれからが楽しみ。

そのうちPorcellio scaberの色彩パターンをまとめた記事も書きたいね。

*1:ワラジムシは貯精嚢と呼ばれる器官に精子をため込み、一度の交尾で複数回受精卵をつくることができる